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2010.05.24掲載
我々は通常身体的能力や精神的能力についての違いに焦点をあてますが、その他についてはないがしろにしています。
責任には次の段階があります。
医療の向上で平均寿命は伸び死亡率は減少しました。また新しいライフスタイルにより出生率は減少しました。人口統計によると60歳以上が世界で毎月120万人増加し続け、このままいけば2050年には人間史上初めて老人が子供の数を上回ります。
大多数の国では劇的な変化が予想されます。2050年には60歳以上の中国人が4億人ですが、一方その年に日本の全人口はたった6,900万人です。
国連の調査によると、現在インドの60歳以上の人口が全人口に占める割合は7.5パーセントですが、2050年には20パーセントに達すると予想されています。
世界で6億人以上が何らかの障害を抱えて生活しています。その中で4億人以上が私が多数世界と呼んでいる発展途上国で生活しています。
インドには世界の障害者人口の3分の1つまり6,300万人が生活し、これは英国の総人口5,900万人を超えています。地方の障害者は都市部の障害者の3倍です。インドのグローバリゼーションは都市部に高成長をもたらしましたが、地方ではインフラの整備不足と貧困をもたらしています。インドは世界で最も若い国ですが、子供のケアができません。高齢者人口は増加していますが合同家族システムは崩壊しています。インドは女性が長として支配していますが、その女性人口が減少しています。現在これは表立って問題とはなっていませんが今後重要な懸案事項となります。インドはこのように様々な要素を抱えており、社会的にも技術的、経済的にも途方もない変遷を遂げようとしています。前産業文化、産業文化やIT文化が、時には大きな調和をもって、時には混沌として共存しています。インドのUDに向けての活動は他の国々に比べると些少であることはうなずけます。