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2004.10.25掲載
10月25日、三菱電機労組施設MELONDIAあざみ野にて、2004年ユニヴァーサルデザインワークショップを開催しました。
会員企業から29名、デザイナー、プランナーの参加を集め、タイトな時間割にもかかわらず、好評のうち閉会できました。
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はじめに金沢美術工芸大学の荒井利春先生から「ユニヴァーサルデザインにおけるユーザー参加の可能性」をテーマに講議をいただきました。続いて6グループに分かれ、実際に視覚、聴覚、肢体が不自由なユーザーの方々に各種プロダクト(キャッシュディスペンサー、CD/MDレコーダー、宿泊室、自動車)を使っていただき、それらのもつ問題点を抽出、ユーザー、デザイナー間で共有しました。そしてユーザーを交えてグループごとにディスカッションをかさね、問題解決のためのデザインのアイディアをプレゼンテーションしていただきました。
![]() 写真3:キャッシュディスペンサーを使ってもらう |
![]() 写真4:自動車をもとにしたディスカッション |
ワークショップに参加したデザイナーからは「実感とまでは言えなくても目からウロコの気付きがたくさんありました」、「最大の成果は実際にユーザーとコミュニケーションしながらデザイン検証することの必要性を強く再認識できたことです」、「日常の業務の中で直に接する機会の少ないUDですが、今回のワークショップでユーザー検証できたことは、とても貴重な経験でした」など好意的な意見が多数寄せられました。
![]() 写真5:プレゼンテーションでは様々なアイディアが提示された |
![]() 写真6:プレゼンテーションにはユーザーも参加した |
今回のワークショップでは、企業間の異業種デザイン交流の場をかりて、「デザイナーがユーザー現場の問題点を体感し、新しいデザインの可能性を探ること」において、一定の成果が得られました。同時にデザイン開発現場において、ユーザー参加のUD開発の必要性が、再認識されたようです。