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「109字幕制作サービスPLUS」 2025年度グッドデザイン賞受賞!

2025.10.29掲載

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GOOD DESIGN AWARD 2025


「IAUD 字幕CMアドバイザリーサービス」でCM字幕のユニヴァーサルデザイン推進へ

一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)のCM字幕プロジェクトの取り組み「IAUD 字幕CMアドバイザリーサービス」を活用した「109字幕制作サービスPLUS」が、2025年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。(受賞ギャラリー
CMへの字幕導入にご協力いただいた企業の皆さまに、聴覚障害当事者の一員として深く感謝申し上げます。

Photo:IAUD 字幕CMアドバイザリーサービス

■字幕の力で広がる情報格差の解消へ

字幕付きCMは、ろう者、難聴者、中途失聴者など多くの人々に情報を届ける大切な役割を果たしています。「IAUD 字幕CMアドバイザリーサービス」の取り組みが認められたことは、情報アクセシビリティの向上や、誰もがCMのメッセージを受け取れる社会への一歩となります。
聴覚障害や難聴を抱える人が約3400万人を数える日本で、CM字幕の導入はユニヴァーサルデザインという視点で、企業の社会的責任を実現する素晴らしい取り組みです。情報格差の解消へ向けて、日頃よりCM字幕導入を進めていただいている多くの企業の皆さまに心からの敬意を表します。


■IAUD字幕CMアドバイザリーサービスとは

今回、グッドデザイン賞を受賞した「109字幕制作サービスPLUS」に活用されている「IAUD 字幕CMアドバイザリーサービス」は、字幕作成の専門スタッフが聴覚障害当事者(ろう者、難聴者、中途失聴者等)と協働し、CM映像の意図や伝えたいメッセージを的確に伝える字幕表現について評価分析・提案を行うサービスです。

▼審査委員の評価

CM字幕表現の制作に聴覚障害当事者が参画し、健常者だけでは想像しにくいCMイメージを確実に伝達できる仕組みを実現した点が評価された。日本では聴覚障害や難聴を抱える人が約3400万人にのぼるが、CM字幕は依然として不十分である。本取組は当事者の視点を踏まえることで字幕の質を高め、情報格差を縮小する新しい基準となり得る。話者表記やブランド名のルビ挿入、BGM表記などの工夫により、意図が正確に伝わる字幕表現がデザインされている。


■企業の皆さまへご協力のお願い

CM字幕を導入した企業での社内外の反響や感想を、ぜひご教示いただけますと幸いです。今後一層の字幕品質向上、普及活動に活用させていただきます。現在、「IAUD 字幕CMアドバイザリーサービス」のトライアル利用にご協力をいただける企業を受付中です。詳細は、IAUD事務局までご連絡ください。また、字幕普及活動に賛同し、活動いただける法人会員や個人会員も募集しております。

皆さまのご支援が、情報バリアフリー社会の拡大へつながります。
今後とも、CM字幕普及へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。


【お問い合わせ先】

一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)
CM字幕プロジェクト事務局

お問い合わせフォーム https://www.iaud.net/contact/form.php

E-Mail:



IAUDは、すべての人に情報アクセスの機会を届けるため、CM字幕普及の推進をはじめとしたユニヴァーサルデザイン活動に取り組んでまいります。


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