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S-08

サステイナビリティ〜安全・安心なエネルギー資源

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サステイナビリティ
〜安全・安心なエネルギー資源

大屋 裕二

九州大学応用力学研究所所長/新エネルギー力学部門風工学分野教授

Yuji Ohya

Director, Professor, Section of Wind Engineering, Research Institute for Applied Mechanics, Kyushu University: Japan

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風力エネルギー(広く流体エネルギー)の有効利用を図るため、高効率なレンズ風車およびレンズ水車を考案した。これは単純な「輪っか」の集風体(風レンズと呼ぶ)を回転ロータにかぶせるだけで2-3倍の発電量を取得できるユニークな風車・水車である。とても静かな風車であり、バードストライク、雷害の問題もクリアできる。景観性がよく周囲の風景に溶け込む美しさがある。再生可能エネルギーの比率を高めるためには、日本では、移動可能で係留可能な大型洋上浮体に風力機器、太陽光パネルを設置することが適している。将来プラン(洋上浮体式複合エネルギーファーム)では、浮体上で風力、太陽光の自然エネルギー、浮体の海面下では潮流、波力などの海洋エネルギーを取得できる高密度複合エネルギー洋上ファームを構想し、博多湾に直径18m程度の浮体を浮かべ、浮体式複合エネルギーファームの一歩を踏み出した。


有望な再生可能エネルギー、地熱資源の開発と利用に向けて

松永 烈

産業技術総合研究所名誉リサーチャー

Isao Matsunaga

Emeritus Researcher, National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, and President of the Geothermal Research Society of Japan: Japan

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昨年3月11日の東日本大地震にともなう津波による福島第1原子力発電所事故によって、2010年6月に閣議決定されたばかりの地球温暖化を見据えた原子力を中心とする我が国エネルギー政策は一転し、再生可能エネルギー開発への流れが加速している。世界でも有数の火山国であるわが国には世界3位の豊富な地熱資源が賦存するといわれているが、それ以外にも地熱発電は時間による出力変動が少なく施設備利用率が高く、エネルギー収支比も高い電源として注目され、開発への期待が高まっている。一方で、地熱開発には、地下資源開発に伴う「開発のリスク」と「多額の初期投資負担」という2つの大きな問題が指摘されており、わが国ではそれ以外にも温泉との共生という問題も存在している。今回は最近の国内外の地熱開発の現状を紹介し、今後地熱開発を促進するために解決すべき技術的な課題題や、政策的なサポートとして何が必要かについて紹介する。


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