ビジネス&デザイン:人間中心デザインの考え方
日時 2012年10月13日(土)13:20-16:20(180分間)
場所 福岡国際会議場5階 中会議室
※参加手続きが必要
※先着70名まで
講師
- ラーマ・ギーラオ
- (王立芸術大学院ヘレンハムリンセンター副所長:英国)
- オンニ・エイクハウグ
- (ノルウェーデザイン協議会プログラムリーダー:ノルウェー)
- ショーン・ドナヒュー
- (リサーチ・センタード・デザイン代表/アートセンター・カレッジ・オブ・デザイン メディアデザイン研究科副科長:米国)
※ワークショップには逐次通訳者が付く見込みですが、チームごとにテーブルを囲んで進行する予定ですので、参加者のヴォランティア通訳も歓迎いたします。
内容
私たちは「製品とサーヴィス」に常に取り囲まれて生活しています。それらは、日常的に消費するものから、専門的に使われるものや特別な状況で使用されるものまで、広い範囲に及んでいます。
このワークショップでは、みなさんの製品やサーヴィスが消費者のニーズや願望と一致しているか、確認する方法を検証します。そして、消費者のニーズや願望を理解することは、アイデアの改良や革新さらには市場シュア拡大につながることもみていきます。
さらに、消費者の多様性を考慮する利点を理解するとともに、多様な消費者の分類方法にも触れ、より人間中心でビジネスに対応できる方法を探ります。また、みなさんがすぐに活用できる実践的な方法や技術を調査するほか、UDアプローチを世界的な組織がどう取り入れているかも見ていきます。
キーワード
- 包括的で排他的でない Inclusive not exclusive
- 消費者のニーズと要望 Consumer need and aspiration
- 人間中心な革新 People-centred innovation
高齢者、異なる民族・文化・背景を持つ人々、障害者など、新らたなターゲットとなる多様なグループを考慮し、このようなグループを主要なユーザーとして開発及びデザインのプロセスに巻き込むことで、製品やサーヴィスはあらゆる消費者にとってより適切で、効果的なものとなるのです。
このワークショップは、資料収集の方法やユーザーの洞察マッピングから始まり、解釈及び処理する方法、最終的には概念化の段階を経るまで、基本的なデザインプロセス(調査、焦点、開発、提供)すべてに言及していきます。このワークショップの目的は、デザインプロセスをビジネスにどう関連づけ、新しい知識や革新的なものをどう作り出せるか、その方法を示すことです。さらに、重要な問題点を強調し、ビジネス的価値のアプローチ効果を実証するため、ワークショップでは実際のビジネスケースを使用します。
なお、このワークショップの骨組みは、書籍「革新と人間~インクルーシヴデザインのビジネス」に記載されているインクルーシヴデザインの考え方と方法となっています。
詳細はこちらのウエブサイトをご参照ください。
http://www.inclusivedesign.no/
本でも触れているアプローチの基本は下図のとおりです。
