ツーリズム・フォー・オールの成功要素:バルセロナの事例

フランセスク・アラガイ
デザインフォーオール財団代表:スペイン
オリンピックや博覧会を主催した都市は、観光客が増加したかのような錯覚に陥る。そのイベントが終われば、観光客は減るのが現実である。しかし、こうした開催都市の経験とは異なり、バルセロナの観光客は年々着実に増加している。
バルセロナは、観光客増大のために、次の5要素の改善に絶えず努めてきた。
- ビジネス志向の人々を歓迎
- 信頼できる情報
- あらゆる人々のための公共空間や公共施設
- あらゆる人々に多様性を提供
- 広い通路や駐車スペース
しかしながら、これらの5つの要素に共通の重要な課題は、人間尊重と、製品、環境、サービスをあらゆる種類の観光客の能力とニーズに適合させる力である。
自然、都市空間、公共交通、ホテル、レストラン、歴史的建物などがすべての潜在的ユーザのニーズを満たすため、どのように改良されてきたかについて、映像を使って説明する。
改善すべき点そして課題についても論じる。