招待講演者

バララム氏はインドのCEPT大学名誉教授、およびコインバードルにあるDJデザインアカデミー学部長であり、またデザイナー、教育者、作家でもある。

インド初の最も著名な研究所である国立デザイン研究所の教育部門長及び拡大プログラム部門長を務めた。
また、2003年にはカシミールにインド政府の要請で「インド政府クラフト開発研究所」を設立 した。

バララム氏のデザインは評価が高く製品化されたものも多く、自らの名義の特許も4件、取得している。
主な受賞歴はロン・メイス賞（2004年）、障害者のための研究・貢献が評価されたヘレン・ケラー賞（2001年）、開発デザインに対してICSID（国際インダストリアルデザイン団体協議会）賞など。また、インド産業デザイン協会の名誉特別研究員の称号も得ている。

国内外の様々な学会で講演もしており、「第2回国際ユニヴァーサルデザイン会議2006 in 京都」では「多数世界のUD」をテーマに基調講演を行ったほか、この分野では最初に途上国で開催された国際会議「UNIDO-ICSID meeting on Design」では主催として務めた。

また、バララム氏は「発展途上国」という言葉を、初めて「大多数の世界」という言葉に置き換え使用したことでも知られている。

多数の雑誌に掲載された記事やエッセイの他に、近署「Thinking Design（第2版）」「Design quotes」「Teaching Universal Design」「Universal Design Handbook」 「ブリタニカ百科事典（一部）」があるほか、雑誌「Design Issues」編集諮問委員も務める。