メニューへジャンプ
KS-11b: 特別講演・報告

生活用品のUD

現在地 : ホーム プログラム構成 KS-11b: 生活用品のUD
ここから本文

尊厳を守るデザイン

石井 賢俊

ニドインダストリアルデザイン事務所所長 / 工業デザイナー / 福祉用具プランナー:日本

Kenshun Ishii

President, NIDO Industrial Design Office: Japan

Profile >>

ユニバーサルデザインは能力障害をもつ人を含めて、その人が自尊心を持ち自己実現を出来る生活、つまりノーマルな生活をできるように用具側から支援するものです。人は尊厳を侵されると元気がなくなりますが適切な用具を活用することは尊厳を守る有効な手段です。

ここでは私のデザイン事例をとおして人としての尊厳を守るために役立てる用具のデザインについてお話します。私は約40年のUDの実践から能力障害をもつ人が的確にデザインされた用具を活用することによって生活の質(QOL)を向上できることに確信をもっています。また、人は日常生活動作を人手を借りずに自分で行いたいと欲します。ここでは日常生活動作の排泄行為、食事行為の中から、適切な用具活用が本人に在る能力を引き出して自分で出来る要素を増やして行ける、また介護者の負担を軽減できることについて提示したいと思います。

具体的テーマとして(1)排尿の自立化を支援する用具。(2)排便の自立化と腰部の痛みを軽減した用具。(3)本人の快適性と介護者の負担軽減を目指した排泄用具。(4)食事のより良い自立化を目指した自立支援ロボット。(5)口と手に優しいステンレス製カトラリーについて・用具の適応・デザインのエビデンス・デザインの特性・使用状況などを軸として提示します。


(2010年10月16日現在)
本文終わり
ここからメニュー
Global site

国際ユニヴァーサルデザイン会議2010 事務局
e-mail : info@iaud.net
Fax : 045-901-8417
メニュー終わり