1.字幕が付いているCMは、CMのはじまりに【字幕】が入るケースが多い

図1. 字幕ロゴ
CM冒頭の数秒間に、画面の左右どちらかに【字幕】が表示されるケースが多いです。 現在、この【字幕】が表示されるのは、ドラマやニュースなど他の番組でも同様です。 表示されても、字幕が出ていない場合は、リモコンボタンの「字幕」をONにしてください。
図1. 字幕ロゴ
CM冒頭の数秒間に、画面の左右どちらかに【字幕】が表示されるケースが多いです。 現在、この【字幕】が表示されるのは、ドラマやニュースなど他の番組でも同様です。 表示されても、字幕が出ていない場合は、リモコンボタンの「字幕」をONにしてください。
図2. 話者色
CM字幕は、CM中の話者やナレーションにより、色分けが施されています。 複数の話者が連続して話す場合、誰が話しているかや商品説明のナレーションなどを分かりやすくするためです。 一般的には、メインは「黄」、サブは「グリーン緑」「シアン青」の順に使用されます。 人数ごとに色が増えていくと逆に分かりにくくなるため以降は、「白」の計4色で構成されることが基本となります。 第4の話者にも色を設定する必要がある場合は「赤マゼンタ」を使用します。
図3. 丸カッコ
(丸カッコ)は、話者の苗字や愛称が入ります。通常、最初の話すことばの冒頭に一回だけ入ります。 また、物体や生き物などから発する音や声などにも用いられます。 「かぎカッコ」は、ことばの引用と強調、手紙を読んだり書籍やことわざの引用、歌詞表記に用いられます。 『二重がぎカッコ』は、「かぎカッコ」よりも重要であったり強調したい場合に用いられます。 特に、BGMなどで使用されている曲名・タイトル・作品名、書名や地域名など。 <山カッコ>は、主に製品情報を説明するナレーションに多く用いられます。話者とセリフとの区別が付きます。 但し、ナレーションのみのCMの場合は省略することもあります。 ≪二重山カッコ≫は、気持ちや思いなどが、周りに聞こえない声として入れる時、過去にさかのぼった出来事の時、誰かの言葉が頭をよぎる時、回想して思い出した時、夢の中の出来事、妄想している事、などに用いられます。
図4. サウンドロゴ
音符マーク(♬・♪)で表記されます。 ・サウンドロゴは、♬「商品名・ブランド名」で表記します。 ・BGMのみには、♬~で表記します。CMの背景が無音ではないことを知らせる意味もあり、場合によっては歌詞を表記することもあります。 ・BGMが歌手やグループが担っている場合、♬~『曲名』歌手名 で表記されます。 ・話者の鼻歌も、♬~(鼻歌)と表記され、CMの雰囲気を伝えます。
➡は、話者のセリフや長い製品情報がカットをまたいで続くことを示します。 📱は、携帯電話からの発信音や話し声。 📺は、テレビからの音や雑音。 <は、CM画面の外部からの騒音や擬音など。
例えば、犬の鳴き声や雷の音、モノをこする音や割れる音などは、CM制作側では慎重に検討されます。 (ワンワン)(ゴロゴロ)(スルスル)(ガシャーン)など。 これまで、聞いたことがない人には分からないかもしれません。 そんな場合の表記の方法は、(犬の鳴き声)(雷の音)(布がこすれる音)(皿が割れる音)などと、物事の現象を説明する場合もあります。
字幕は、読みやすさを考慮して、聴覚障がい者を交えて研究されました。 表記位置は、基本的には下位置に固定しています。CM情報は主に画面の中心が重要な要素を占めるためです。 但し、法定表記や商品画像の都合により、前後左右に付与する場合もあります。 表記時間は、2秒間の固定と決められています。話者が多くなり、セリフやナレーションが多い場合は複数行となる場合は、 分かりやすさや読みやすさを考慮し、若干省略する場合もあります。
図5. ルビ
・「記者ハンドブック 新聞用字用語集」(共同通信社)
「NHK漢字表記辞典」(NHK出版)を基準としています。
・漢字は全て全角で表記されます。
・ひらがな/カタカナ/英字/数字は全角と半角で表記されます。
基本は3文字以上から半角扱いで表記とされます。
英字文章や数字2けた以上は半角表記
・ルビは、読みにくい難しい漢字に用いられます。