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アダプティブ・エンバイロメンツ所長:米国

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私たちには祝杯をあげる理由がある。先見の明のある熱心な人々の集まりから国際的な運動が始まり、大きく成長した。今では大企業がUD製品をマーケティングし、研究に投資している。地方自治体から国の保健・住宅・運輸諸機関、さらには中央政府に至るまで、開発や行動を方向付けるUD政策を策定している。個人のレベルでも、UDをプロジェクトに取り込み、顧客の満足に応えるためにUDの実践に取り組む人たちがいる。学生はUDを有意義なキャリア開発につながるものとしてとらえ始めている。メディアの関心も一層高まっている。


私たちには祝杯をあげる権利がある。しかしそれにとどまらず、UDに熱心に取り組む人々が世界中から集まるこの数少ない貴重な場を、新たな活力を生み出し、緊張感を新たにする機会として活用することが大切である。なすべき課題がある。知識や情報の国際的交換を図る場は依然として不足している。私たちは情報への欲求を刺激したものの、それを満たすことができないままでいる。情報や経験の共有が進まないまま、進化の循環を阻んでいる。今こそ、脳の働きを高めるデザインに、関心と研究を拡大するときである。どの専門分野においてもデザイン課題を定めることなく、平行の軌道を辿っていることがあまりに多い。フレッチャーは、戦略的協働やインフラのニーズを検討し、ユニヴァーサルデザイン運動の発展と成功を図るための時宜を得た機会を探る。

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世界高齢者団体連盟事務局長:カナダ

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人口の高齢化が進む中、私たちのセクターは、リーダーシップを発揮し、高齢者が経済にもたらす積極的な影響に理解を示すという、世界史上かつてない課題に直面することになる。


国連の「高齢化に関するマドリード国際行動計画」の第三の優先課題は、「望ましい環境を整備する」ことである。すべての人々には、自らの能力を高める環境で生きる資格と権利がある。望ましい環境づくりは単純なことではなく、真のパートナーシップが求められる。グローバルなコミュニティにとって分かりやすく数値化できる成果を得るという共通のゴールに向かって、専門分野を超えてさまざまな岐路に結集するためには、ビジョンとコミットメントが必要である。


望ましい環境は、コミュニティや国の特徴とパフォーマンスを方向付ける力を理解し説明する鍵を握っている。今日の私たちには、世界中の高齢者に対する多くの機会と課題、そして大きな社会的責任がある。


この講演では、人間が年齢を重ねるにつれて生活の質と尊厳を高めていくことを目指し、出席者の皆さんには「変化する媒介としての環境」についての対話に参加していただく。この対話では、技術と医療が進歩する時代に歳をとることについて、私たちの信念に問いかけることを目指したい。

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