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スウェーデン社会保健省副局長:スウェーデン

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スウェーデンの障害政策は、福祉政策の進展に伴いこの50年の間に急速に具体化された。この二つが関連したことで、スウェーデンの障害政策は富の配分に関する政策にも連関するようになった。しかし従来、障害者の状況は主に医学的な視点からとらえられることが多く、したがって実際の機能的状況に関連するものであった。今日では、民主主義、人権、さらには、アクセシブルでサステナブルな社会を作り出すことなどに重点が置かれるようになった。
他の多くの国々と同様、スウェーデンでも人口の高齢化が進み、アクセシブルな社会を求める圧力が高まり、デザインフォーオールの必要性が増大している。スウェーデンには、エルゴノミクス(人間工学)と障害者のためのデザインにおいて長い歴史がある。現在では、障害者のための特別な措置というよりはデザインフォーオールが重視されている。スウェーデンの障害政策は、障害者も他の人々と同じ権利と義務を有する市民であるという考えが基盤となっている。「患者から市民へ」と題する障害政策のための行動計画は、社会のすべてのセクターを対象に2010年までの行動計画を定めたものである。この行動計画を実施するためには、障害政策に取り組むための新しい体制を整備し、政府諸機関の責任をより明確に定めることが必要である。長期的な解決策を目指し、段階的実施を継続的に進めるにあたっての実際的な行動に重きが置かれている。アクセシブルな社会の実現に向けて、国が模範とならなければならない。各セクターにおいて障害政策の実施に特に責任を負ういわゆる「セクター機関」として14の機関が選定された。行動計画は、国は建築およびデザインの分野においてデザインフォーオールを普及させなければならないと定めている。一般市民に公開されている既存の建物や公共施設においては、2010年末までに簡単に対処できる障害物については撤去するための措置をとることが義務付けられている。また、2010年までに障害者も容易に利用できるよう公共交通機関の整備を目指す。2006年3月に議会に提出された国家行動計画の実施に関する報告に基づき実施状況を分析したところ、すべての政治分野において障害政策を主流化するという目標の達成に、重要な進展が図られていることが明らかとなった。しかしながらすべての人にとってアクセシブルな社会を実現する取り組みは遅々としている。実施を加速化することが不可決である。とは言え、スウェーデン社会ではアクセシビリティとデザインフォーオールの重要性に対する認識は大幅に高まっている。各セクターの当局の分析によれば、目標の達成には、人口動態、グローバリゼーション、技術開発、意識向上、法規則が重要な要素となる。


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ヘルシンキ工業大学BIT研究センターDeCoDE研究グループリサーチマネージャー:フィンランド

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The purpose of this presentation is to demonstrate practical aspects of the collaboration of academic and business worlds. In the presentation several practical examples of Universal Design projects done for the business world, under a supervision of International Design Business Management program or Stanford University Center for Design Research, are shown. This presentation aims to assess the risks, but also analyze the benefits, when creative minds of multidisciplinary research/student groups are combined to deep expertise of high technology companies to create better products.


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