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ホワイトハウス&カンパニー社長:米国

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いわゆるユニヴァーサルデザインの境界線はどこにあるのか。最大限幅広い使い手にもっとも効果的に対応するという目標を目指してなし得ること、それはどのように見極めることができるのか。


講演では、印刷物グラフィックデザインと環境グラフィックデザインの両方において、ユニヴァーサルデザイン、アクセシブルデザイン、インクルーシヴデザインの理念を実証するいくつかのプロジェクトについて、具体的な事例の経緯を追って検証する。


最初に、ニューヨークのライトハウスの進路探索・情報システムを取り上げる。これは、視覚障害者だけでなく、移動や認知に障害を持つ人々も対象にしたものである。このプロジェクトは、徹底したテストを積み重ね、利用者からのデザインフィードバックを蓄積した成果であり、ニューヨークに暮らす、多民族・低所得の多くの移民が医療サービスを利用しやすくなるようにした触地図、音声情報案内システム(トーキングサイン)、触覚で識別できるよう特別にデザインされたタイプフェースによる印刷物などがある。


次に、通常の生活では美術館や博物館を訪れる環境にはない地域社会の人々に精神的な橋渡し役を務める子どもの博物館について、その壁面デザインをはじめとするさまざまなデザインを論じる。


最後に、小児病院の進路探索システムを紹介し、言語に依存するコミュニケーションについて検討し、視覚障害者のための新しい実験的な触覚で識別できるタイプフェースの開発について論じる。

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ボストン公共放送局(WGBH)ディレクター:米国

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テレビや家庭用ビデオ、DVDは従来型のメディア形式だが、耳の不自由な人々や聴覚障害を持つ視聴者のためにクローズドキャプション(字幕)を、また目の不自由な人々や視覚障害を持つ視聴者のためにビデオディスクリプションを長い間提供してきた。いまやデジタル技術によって、さまざまなプラットフォームやデバイスを通じてどこでもメディアを利用できるようになった。キャプションやディスクリプションはこうした場のすべてにとっても技術的な可能性を持つものである。


この基調セッションでは、ウェブ上のブロードバンドメディアやウェブ会議、携帯デバイス(iPodや携帯電話、PDAなど)、機内娯楽や映画館等々、さまざまなメディアにとっての障壁と解決策を議論し、実例を挙げていく。


また、QuickTimeやWindows Media、RealMedia、Flashをはじめ、さまざまな標準とメディアタイプを紹介して議論する。キャプションやディスクリプションを作成して再び目的を持たせるためのツールを紹介し、時代を超えて通用するマルチメディア向けのテキスト標準についても討議する。


米国その他におけるメディアと技術の規制政策の効果についてもこのセッションで取り上げ、最後に、だれもがアクセスできるメディア(アクセシブルメディアフォーオール)の今後の展望をまとめる。

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