メニューをスキップして、記事本文へ
ここから記事本文です

パソコンのUDは…



最近、両親がパソコンを買った。
新しい趣味を見つけるために、高齢者サークルのパソコン教室に通っているらしい。高齢になっても、常に新しいものに興味を持つこの世代の方々には、見習うことが多い。


しかし、パソコンを使うことはやはり難しいらしい。
まずパソコンの電源を入れる前に

「どうか壊れませんように」
「うまく操作ができますように」

と手を合わせる。操作しているときも、膨大な数のアイコンやキーボードのボタンを前に、教室でもらってきた教科書を見て悪戦苦闘。「ポン」と警告音が出るとビックリして画面から少しのけぞる。本人いわく「怒られた!怖い!」らしい。


その上、フリーズでもしようものなら、パニックになって「なぜ?なぜ?」と、ただ繰り返すばかり…。そして電源を切るときは「今日はありがとうございました」と感謝の言葉をポツリ。


まるで仏壇の前に正座して仏様を拝むような、そんな両親の姿を見て、まだまだパソコンはUDにはほど遠い存在なんだな…と思った。



(文・夢見るのび太なオヤジ)

※この文章は、2007年9月14日発行のゆうまぐ[第66号]に掲載されました。

<掲載日:2007年09月14日>