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「トイレのUD」はどうなわけよ


先日、札幌出張へ行って来ました。金曜の午後に東京をたち、夕方から一仕事。終わると夜の札幌が待っています。北海道の食事、特に地元の方が連れて行ってくれる「知る人ぞ知る名店」では、何を食べてもおいしく感じます。(実際においしいのだと思いますが…)


すると、あら不思議。食事だけでなくアルコールの方もついつい進んでしまいます。かくして宴は続き、いつの間にか日付が変わっているのでした。何気なく時計を見て、われに返る自分がいるわけですが、翌日昼には東京で約束があるので、午前の飛行機に乗らないといけません。そこで、いそいそとホテルに帰って翌日に備えることとしました。


翌日は、普段の通勤時刻とほぼ同じ時間にホテルをチェックアウトし、いざ空港行きの列車へ。しかし、ここからが大変です。私は、お腹がデリケート。大事なプレゼンのある日などは、朝からお腹の調子が今一つということもしばしばです。当然、アルコールを大量摂取した翌日は不調なことが多く、空港までの約40分、何とか持ちこたえて空港に着くと、そのままトイレへ直行します。でも、朝の個室は占有されている確率が高く、待つこと必至。そんな時でも、比較的、空室率が高いのが和式です。


緊急事態なのでとりあえず和式を利用するのですが、体力の落ちてきた私にはハードです。根性でその場をしのぎ、ほっと一息しながら辺りを見回すと、ペーパーが左右両方についているではありませんか! おおっ、こんなところにもUDな配慮が! と感心しつつ、いろいろと考えてしまいました。


最近は「だれでもトイレ」などが普及してきましたが、トイレのUD化はまだまだです。新設の駅や、公共施設のトイレはUDを意識したものが増えていますが、既存のトイレのUD化はあまり進んでいません。体力の落ちたおじさんとしては、まず和式から洋式へ切り替えてほしいと思います。それともう一つ、スペースが狭い! 多様な人がストレスなく使うにはあまりにも狭く、暗いトイレが多いように思います。


そしてもう一つ、大切なのは利用マナー。みんなが使う共用施設ですから、「大切に」「キレイに」使いたいものです。私のようなお腹の弱い人間にとって、トイレは貴重なライフラインですから…。
住空間PJの皆さん、ぜひ浴室に続いてトイレをテーマとしてピックアップしてください!



(文・ポプラ向井)

※この文章は、2007年7月13日発行のゆうまぐ[第63号]に掲載されました。

<掲載日:2007年07月15日>