先週、イギリス、ベルギー3泊5日のすてきな旅に行ってきました。旅行会社のパンフレット風に言うと「産業革命と現代ヨーロッパの中心を訪ねる」なんてタイトルが付くのでしょうか。(ちょっとセンス悪いです。)
成田を立ちロンドン・ヒースローへ。そこから電車を乗り継ぎ、バーミンガムへと移動して1日が終了。翌日は、バーミンガム市内を徒歩で移動しながら過ごしました。しかし、バーミンガムなんて生まれて初めてのうえに、ガイドマップも持っていません。とりあえず旅行者インフォメーションセンターに行こうと思ったのですが、そこにすらいっこうにたどり着けないのです。
要所要所に案内表示があり、旅行者インフォメーションセンターもちゃんと表示されています。この案内に従って歩いていけば、本来なら目的地にたどり着くはず。不思議です。どう考えても今来た方向に戻る表示だったり、先ほどとは違う方向を指していたり。そのうち、案内表示自体が無くなってしまい、到着したかと見回すとそこにはマーケットがあるだけで、それらしき場所は見当たりません。
「うーむ、イギリス人はちょっと癖があるとは聞いていたが、案内表示もかなり癖があるな…」などとつぶやきながら、さらにさすらうことかれこれ小1時間。この季節のバーミンガムはすっきりしない天気に加え、とても寒いのです。だんだんと、こめかみの辺りに痛みが。これはスキー場並の寒さ、早く目的地へたどり着かないと日が暮れてしまう。(この季節の日没は3時半ごろなのです。)でもやっぱり案内表示はあてにならないし、結局近くのお店のおじさんに聞きました。すると丁寧に教えてくれました。目の前にある案内表示とはまったく違う方向にインフォメーションはあったのです。「まったく。イギリス人にしてやられたぜ…」なんてつぶやきながら、そういえばUDって国籍の違いによる…なんて項目もあったよなと思い出しました。


言葉が不得意だと、つい人に聞くより表示に頼りたくなります。そんな時、誰にとっても分かりやすい表示の重要性を身をもって体験したわけです。それにも増して大切なのは、恥ずかしがらずに聞くこと。コミュニケーションの基本ですね。そしてもう一つ大切なのは、道に迷った時は落ち着いてコーヒーでも飲んでゆっくり考えることです。せっかく異国に来たのだから、時間は気にせずのんびりと。
(文・スリーライオンズ)
※この文章は、2005年12月16日発行のゆうまぐ[第32号]に掲載されました。
<掲載日:2005年12月19日>