(文・理事長 織田晃)
すべての人にファッションを楽しんでもらえる環境をつくり上げることが、ユニバーサルファッション協会の目指すところです。簡単そうに思えますが、実はこれがなかなかに厄介なことなのです。
「値段が高い」「サイズが合わない」に始まって、「そもそも気に入った商品がない」に至るまで、消費者の8割強がファッションを取り巻く環境に強い不満を持っています。
そんな不満を少しでも取り除こうと今、私たちが取り組んでいるのは、消費者調査、勉強会や展覧会の開催、推薦商品の普及活動などです。今春からはデザイナー、生地・縫製産地、小売店とのコラボレーションによる、ユニバーサルなファッション(商品)づくりにも取り組み始めました。
具体的には、石川県小松市の織物組合とデザイナーの瀬田一郎氏、丸川雅行氏、杉野服飾大学、エスモード、桑沢デザイン研究所などと共同でユニバーサル商品を開発しようというものです。
糸、生地づくりから製品化に至るまでデザイナーを中心に進め、試作品が完成した後の2月には、小松市で1000人ほどの来場者を集めてファッションショーを行いました。秋には東京でユニバーサル展覧会を計画しており、そこでも一般に公開する予定です。
最近、服飾系大学、ファッション専門学校では、ユニバーサルファッション教育に取り組むところが出てきています。こうした教育機関と組んだユニバーサルファッションの研究も今後の課題です。
特定非営利活動法人ユニバーサルファッション協会 Web サイト(別ウインドウで開きます):
http://www.unifa.jp/
(本稿中「ユニバーサルファッション」に関連する表記については、原文通りに掲載しました。)
<掲載日:2005年03月30日>