大日本印刷(DNP)は、一般書籍・商業印刷物から包装・建材、エレクトロニクス製品にいたるまで、幅広い分野の製品を製造していますが、ほとんどが出版社、食品、自動車、家電メーカーなどの顧客向け製品であり、DNPブランドを冠した一般生活者向けの製品を製造しているわけではありません。従って、一般の生活者の方が「DNPのUD製品」というものを意識することはあまりないと思われます。そこで、この機会にこのメルマガでは、皆さんの身近にあるパッケージのUDについてご紹介させていただきます。
皆さんは商品を購入された時、パッケージ(袋、箱など)が開けにくい、または表示がわかりにくい、書いてある文字が小さいという経験をされたことがありませんか。その場合、本来はパッケージの問題なのですが、その不満がパッケージではなく商品そのものに向けられてしまうことがしばしば起きます。
そのために大事な「リピート購入」の機会が奪われてしまうとしたら大変なことです。逆に、使いやすいパッケージが内容物の価値を高めるということもあり得ます。

パッケージには内容物の保護など色々な機能が求められていますが、弊社では4年ほど前から、基本機能(製品にやさしい)、環境対応(環境にやさしい)、UD対応(人にやさしい)の3要素がいずれも重要であり、パッケージ設計にバランスよく反映させるべきだという考え方(「USE・FULL」)を提唱し、開発に反映させています。
今回は個々の事例についてご紹介できませんが、弊社は常に実際の使用状況に即した、誰もが可能な限り快適に使用できる「生活者視点のUDパッケージ」を目指しています。
たしかに、現時点では高齢者や様々な障害をお持ちの方にとって、本当に使いやすいパッケージが確立されているとは言い難い状況ですが、今後、ITをはじめとした最新の技術を反映させて、少しずつでも改良を重ねていきたいと考えています。
UD対応製品としては、家電、建築、自動車などがよく取上げられますが、今回ご紹介したように、パッケージという、皆さんの身近にある製品にもUDの種はたくさんあると思いますし、むしろ触れる機会は多いかもしれません。
今度スーパーなどで商品を手に取られる際、ぜひ「このパッケージはUD対応として見た場合どうだろう」という目で見てください。いろいろな発見があるのではないかと思います。
<掲載日:2004年11月15日>