30年以上も前、麻丘めぐみさんが歌っていた、「私の彼は左きき」という曲がある。
30年以上も前、麻丘めぐみさんが歌っていた、「私の彼は左きき」という曲がある。歌詞は「意地悪なの、私の彼は左きき」だったと思う。左ききをテーマにした歌で、私の知っている曲は、他に、ピンクレディーの「サウスポー」だけだ。他にもあるかもしれないが、カラオケの本には、歌が5万曲も載っているのに、なんと少ないことか。自分が左ききのせいか、チョット寂しい気がする。
昨年、交通事故で右腕を粉砕骨折してから、しばらくの間、左手しか使えない状態で、不便なことが続いた。たとえば、一番頼りにしていたのが、温水洗浄便座だ。結構高かったが、これで元が取れると思ったものの、ボタンが右側にあるので、左手ではやや押しにくいのだ。それでも、腰を少し浮かして体をひねれば、何とかなる。やっかいなのは、噴水を止める時だ。腰を浮かすと、噴水が飛び散りそうで。リモコン式にしておけば良かった。
通勤できるようになって、電車の切符を買おうとするが、切符販売機にコインが入れにくい。大きな受皿にコインを放り込む方式の販売機を見たことがあるが、あれは便利だ。お札で買うのも簡単でいい。たいてい、切符販売機の中央に差込口があるし、お札の前後左右、裏表を全く気にしないでよい。オレンジカードは入れる向きが決まっているので、やや不便な気がする。
他に、左手で不便なことは、ズボンのチャックの開閉、シャツの胸ポケットの出し入れ、カメラのシャッター、ノートパソコンを開く、など。一度お試しください。左ききが「意地悪」しているのか、されているのか、多少でもご理解いただければ幸いです。
(文:アミーゴ)
※この文章は、2004年11月16日発行のゆうまぐ[第10号]に掲載されました。
<掲載日:2004年11月15日>