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お台場が好き!


とにかくお台場が好きでたまらない。いえいえ、自分ではなく小学生の息子が。小学生だから行くのは昼間だけだし、お気に入りの場所もだいたい決まっているのだが一向に飽きる気配がない。

さて去年は普段別居している母親が我が家に長逗留していた。74歳にしてまだまだいろんなものが見たくてたまらない。だから休日に私と息子が出かけるとなると一緒について来る。

そうなると交通機関や施設のバリアフリーには無関心でいられない。なるべく高齢者に負担のかからない施設を選ぶことになり、また車で行ける場所を優先する。だが行ってみなければわからないことも多い。

ある休日、息子のお気に入りスポットであるMEGA WEBに行くことになった。もちろん74歳の母も一緒である。車のショールームは退屈ではないかと心配したが、ウェルキャブや電動カートを見て結構楽しんでいた。

その後にヴィーナスフォートを端から端まで歩いたのだが、この擬似ヨーロッパに老母がいたく感心していた。さらに調子に乗ってゆりかもめで台場一丁目商店街に行った。結局この日は息子も母もここが一番気に入ったようだ。

こうして高齢者と子供を連れて一日中動き回ったのだが、どの施設も全く不自由を感じることなく利用できた。お台場の中での移動もゆりかもめはエレベーター、エスカレーターを完備しているし、シャトルバスはノンステップである。

新しく開発された街であればハード面が完備しているのはいまや当たり前なのかもしれない。むしろ一番感心したのは子供から高齢者までユニヴァーサルに飽きさせない、街自体が持つソフトの力である。どんなにハード面をバリアフリーにしても、そこに集まる多様な人をひきつけるエンタテインメントがなければ本当にユニヴァーサルな街とはならない。

その点お台場は、家族連れからカップルまで幅広い使用目的(?)を満足させる、まさに「できるだけ多くの人に利用可能な街」といえるのかもしれない。

最近日本各地で自治体がユニヴァーサルな街づくりを言っているが、ハード面だけでなくコンテンツの面でもユニヴァーサルな街が増えることを願っている。

(文:マライア)

※この文章は、2004年7月15日発行のゆうまぐ[第3号]に掲載されました。

<掲載日:2004年07月15日>